【ネタバレ感想】『バルトコヴィアク』立ち退きと戦う格闘家のファイトクラブ!

こんにちは、つけものなすです。

今回は、立ち退きと戦う格闘家を描いた物語『バルトコヴィアク』(21年)について書きたいと思います。

少年ジャンプのような胸が熱くなる展開の連続です。

バルトコヴィアク

ファイトクラブ

『バルトコヴィアク』(原題:Bartkowiak)は、2021年7月28日から配信開始されたNetflixオリジナル・ポーランド映画です。上映時間は1時間31分。

総合格闘技の選手であるトマシュ・バルトコヴィアクは、最強の男として恐れられています。10連勝を目前に、対戦相手であるレペチに楽勝ムードでしたが、第二ラウンド開始直後に耳鳴りやめまいがして体調を崩し、レペチにボコボコにされます。

第一ラウンド終了後の休憩時に飲んだ水に毒薬が含まれており、それを飲んだトマシュは体調を崩しました。対戦相手の何者かの仕業です。トマシュはドーピングをした疑惑をかけられ、総合格闘技から退くことになります。

月日は流れ、舞台は6ヶ月後のザコパネ(ポーランドの最南部。リゾート地として知られている)。総合格闘技から退いたトマシュは、ナイトクラブを経営しています。格闘技の強さを活かし、店内で起きた揉め事を解決します。

そんな中、兄から総合格闘技に復帰しないかと誘われます。トマシュは苦い思い出があるため断りますが、それが兄との最後の会話になるとは思いもしませんでした。

 

立ち退き

トマシュの元に電話がかかってきます。兄が交通事故に遭い亡くなったとの連絡でした。突然の出来事に悲しみます。トマシュは兄の経営するナイトクラブを売却しようと考えます。

一方、大企業のサンスタル社は、旧市街地を開拓しようとしていました。旧市街地に住んでいる市民は反対しますが、サンスタル社は闇の組織を使って立ち退きさせようとします。お金で応じないケースには、暴力を使って解決しようとします。

兄が経営するナイトクラブも立ち退きの対象となり、トマシュは応じるため契約書にサインをしようとしますが、サンスタル社の会社名に見覚えがあることに気付きます。兄が交通事故に遭った時にぶつかった車は、サンスタル社のトラックでした。

トマシュは契約を破棄して、兄は立ち退きさせるために殺害されたのではないかと疑います。トマシュは兄が経営していたナイトクラブを引き継ぎ、事件の真相を探ります。

 

ネタバレ感想

ネタバレ注意
ここから先は物語の結末にも触れているのでネタバレ注意です。

モハメド・アリ

トマシュは兄からモハメド・アリがジョージ・フォアマンを倒した時のグローブを貰います(偽物ですが)。

1974年にモハメド・アリがジョージ・フォアマンと戦い、モハメド・アリが逆転勝利を収めました。開催した場所がザイール共和国の首都であるキンシャサから、この戦いは「キンシャサの奇跡」と呼ばれています。

 

元コーチ

トマシュは総合格闘技時代の仲間と共に、兄が経営していたナイトクラブを開店させます。店内で薬物の売買を行っているスタッフを追い出すなど、ルールに厳しく善良な人です。

店内のスタッフが不足しているため、恋人のドミニクの父親でもあり、元コーチのパヴェウを雇います。パヴェウはアルコール依存症となり、お酒に浸っています。

ドミニクは上司に招待され演劇を見に行くことになり、トマシュも一緒に行きます。会場ではナイトクラブの買手がいることに気付き、イレネウシュが立ち退きの話をしている所を目撃します。

 

ファイトクラブ

トマシュはナイトクラブのボディガードに、旧友のシャカルとゴラルを雇います。ナイトクラブに総合格闘技時代のメンバーが集結していきます。

トマシュは店内に因縁の相手であるレペチがいることに気付きます。レペチはナイトクラブを引き渡すよう警告をします。

店内ではレペチの仲間が現れ、暴れ回りますが、ボディーガードに雇ったシャカルやゴラル、パヴェウが撃退します。ナイトクラブではなく、もはやファイトクラブです。

 

昨日の敵は今日の友

店内に冒頭で追い出された謎のアーティストであるステッピーDが来客します。ステッピーDのボディーガードであるホエツキーは、トマシュの手伝いをすることになります。敵が味方になる展開は胸熱です。

パヴェウはイレネウシュを尾行すると、コウジュチクと密会しているのを目撃します。コウジュチクは殺し屋として恐れられ、政治家や警察にコネがあり、街の権力を握っています。

立ち退きの嫌がらせはエスカレートしていきます。ナイトクラブの目の前の店では放火が起こり、ナイトクラブへの警告にも見えます。レペチはシャカルとゴラルを殺害し、その写真をトマシュに送信します。ナイトクラブではパヴェウが襲撃に遭い、撃退するものの、腹部をナイフで刺され負傷します。

ナイトクラブを訪れたレペチは、トマシュと戦います。レペチはトマシュの兄を殺害し、その時の様子を話します。それを聞いたトマシュは怒り狂いレペチを殺害します。

ある意味リベンジマッチの成功です。レペチのスマホの電話に出て「始末できなかった」と返答する場面はカッコいいです。

 

一騎討ち

トマシュとドミニクは、コウジュチクに信頼されているイレネウシュの自宅を訪れます。イレネウシュは逃亡しようとしていました。そこへタイミングよく、コウジュチクが現れます。

トマシュとドミニクは裏口から逃げようとしますが、捕まってしまいます。コウジュチクはイレネウシュを殺害し、ドミニクを連れ去ります。

トマシュは拷問にかけられナイフで体を痛めつけられていますが、パヴェウに助けてもらいます。ホエツキーも同行することになり、ドミニクを救い出すべく、敵の本拠地に攻め込みます。

トマシュはコウジュチクと一騎打ちとなり、勝利を収めます。3ヶ月後、トマシュにも平和が訪れ、コーチと共に子供にレッスンを教えることになります。

 

感想

昔の同士が集まったり、敵が味方になったりと、少年ジャンプのような胸が熱くなる展開の連続でした。戦闘シーンも迫力があり、銃で殺せばいいのにと思ってしまうほどの拳と拳の戦いでした。

ただ、敵と味方の戦いのみというシンプルな展開の連続なので、もう少し話を捻っても良いと思いました。

 

まとめ

拳と拳で戦う物語でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

参考文献

バルトコヴィアク (2021) – IMDb

https://www.imdb.com/title/tt14315566/

 

伝統的な建築と大自然が見所!ポーランドのリゾート地「ザコパネ」 | ポーランド | トラベルjp 旅行ガイド

https://www.travel.co.jp/guide/article/21897/