Netflix「今際の国のアリス」は、とりあえず3話まで見てくれ…

謎解きゲームが苦手な人でも楽しめる、最後までハラハラドキドキの連続、Netflixで配信中のドラマ「今際の国のアリス」を紹介したいと思います。読み方は『いまわのくにのありす」です。「今際」とは、死に際という意味です。

「今際の国のアリス」は、週刊少年サンデーSで連載していた日本の漫画です。作者は「ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」などの麻生羽呂(あそう はろ)先生です。

今回は、漫画については一切触れず、Netflixの内容だけで紹介したいと思います(漫画は未読のため)。

 

物語は渋谷から始まる

主人公のアリス(山﨑賢人)は、大学を中退し一日中ゲームをして過ごしています。母親は幼い頃に亡くなり、弟は兄と真逆で大学を卒業後に就職、父親からは冷たい目で見られ、それに対して嫌気がさし、家出をします。

アリスは、友人であるチョータ(森永悠希)とカルべ(町田啓太)と共に渋谷の街へ繰り出し、スクランブル交差点でワイワイ騒ぎますが、それを見かねた警察が動き出し、逃げるアリスを追いかけます。アリスたちは急いで駅のトイレに行き個室に入ります。騒ぎが落ち着くまで待ちますが、突然トイレの電気が消え持っているスマホの電源もつかなくなります。異変に気付いた三人は外に出ますが、騒いでいたスクランブル交差点には、人っ子一人いません。渋谷の街から人が消えたのです。電気もついていません。

アリスたちは原因を突き止めるべく辺りを散策しますが手がかりはありません。夜になると、渋谷の電工掲示板に「ゲーム会場はこちら」の案内が表示されます。ゲーム会場に着くと、目の前には数台のスマホが並んでいます。スマホを持つと顔認証されプレイヤーとして認識されます。会場から出ようとすると、入り口のセンサーが反応しレーザーで焼かれてしまいます。ゲームとは一体なんなのか、消えた人はどこへ行ってしまったのか。

 

げぇむ

ゲームに参加すると、ルール説明とクリア条件の説明があります。ゲームに失敗すると、天からレーザービームで頭上を貫かれ即死します。成功するとビザが発行され、発行された日数生きることができます。ビザが切れるとゲーム失敗時と同じくレーザービームの刑をくらいます。なので、ビザが切れる前にゲームに挑戦し日数を稼ぐ、これを繰り返すことになります。

ゲームの種類は様々で、あるビルに入り部屋には天国の扉と地獄の扉があり、正しい扉を開けないとレーザービームの刑をくらい、制限時間内に次の扉を開けないと部屋中炎に包まれてしまうゲーム。鬼から逃げる「おにごっこ」では、鬼はマジンガンを持っていて殺されないようにある部屋を探せという死のゲームがたくさんあります。

 

渋谷の撮影がすごい

渋谷のスクランブル交差点の長回しから物語は始まりますが、渋谷のスクランブル交差点と聞いてそんな場所で撮影できるの?と思う人もいるかと思います。できるのです。なんと、実際の渋谷で撮影するのではなくオープンセットを使っています。

栃木県足利市五十部町の市有地に建設された「渋谷スクランブル交差点」を使って撮影しています。周りの風景はVFXを使いリアルな渋谷を描いています。最初見た時は、スクランブル交差点で撮影するなんてすごい、さすがネトフリの財力!と思ったのですが、オープンセットを使って撮影していました。確かによく見ると、作り物というか特撮のような感じに見えます。世界に向けて東京の大都市を発信しています。

 

さすが、ネトフリ

ゲームに失敗したらレーザービームの刑をくらうなど、地上波ではできないネトフリならではのグロテスクな表現が多々あります。ゲームの回数を重ねるにつれ、どんどん過激なグロテスクな感じになっていくので、やや注意です。

 

豪華キャスト陣

主人公のアリスは今をときめく山崎賢人。山崎賢人のイメージは爽やかなイケメンというイメージでしたが、ゲームが過酷になるにつれ、血塗れドロドロ、よだれドロドロの新たな山﨑賢人を見ることができます。途中からは、カイジを演じた藤原達也にも見えてきました。カイジとアリスの参加するゲームが見たいなと勝手に妄想しています。

ヒロインとして登場するのはウサギ役の土屋太鳳。運動神経抜群、クライミングを得意とするウサギは一匹狼で生きてきましたが、アリスと出会い、ある出来事をきっかけに仲良くなってきます。初登場シーンのビルの上に立ち目の前にそびえ立つ高層ビルを見渡す姿は、「攻殻機動隊」の草薙素子に見えました。カッコイイです。

他にも、三吉彩花や 金子ノブアキ、仲里依紗など豪華俳優陣が集結しています。

 

監督は「アイアムアヒーロー」

監督は、「アイアムアヒーロー」でゾンビ大殺戮を日本で果たした佐藤信介。「アイアムアヒーロー」では度肝を抜かれましたが、「今際の国」ではさらに上をいっています。一生ついていきます!

音楽は「GREAT PRETENDER」(以下、グレプリ)のやまだ豊。グレプリの挿入歌に心打たれましたが、今際の国でも「GOOD TIMES」というカッコいい曲が流れます。

 

まずは3話まで見てくれ…

見始めた人は、まずは、とりあえず3話まで見てほしいです。3話の衝撃を見て、これは面白いと思いました。日本のネトフリ作品でいうと「全裸監督」並みに面白いです。3話まで見てください!

 

まとめ

久々にドハマりするネトフリ作品でした。これを機会に漫画も読みたいと思いました。原作とどう違うのかなと気になります。

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